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ひとりごと

ただオタクがわめくだけ。

原田マハ『生きるぼくら』

ほん

はじめての記事から感想を書いていこうと思います。

右側のアドバイスみたいなところにに最初の記事は意気込みとか自己紹介とか書けって出てるけど気にしない…

しいて言うなら、気まぐれに気の向くままにやっていこうみたいな。

今日思ったことを忘れないようにしようみたいな。

 

そんなわけで記念すべき一冊目が私の大好きな作家さんの原田マハ『生きるぼくら』

 

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この人の本は本当に好き。

どこか切なさもあり、でも力強さがあり、寄り添うような優しさがあり。

私をどこかにおいていってしまうことはないんだろうなって思えるお話ばかり。

 

けーたいを洗濯してしまい凹みにへこんだ私は、アイドルさんに会いに行く電車の中で本を読むことにしたんですよ。

そこでこの凹みも何とかしてくれるかな、と期待を込めて持ってきたのがこの本。

 

最初本屋さんでこの表紙を見たときは緑色でよくわからないけど気持ちが引き込まれて、「買わなきゃ」って気持ちにさせれたのはすごい覚えてて、それがこのタイミングで読むことになったのは何かの縁って感じ。

 

主人公は引きこもりの男の子、麻生人生君24歳。

簡単に言えば、いじめられて外に出るのをやめた人生が、ある日ひょんなことから女手一つで育ててくれた母に、年賀状10枚分のつてと5万円を残して「見放され」て、懐かしい父方の祖母を訪ね、そこで出会った義理の妹や地域の人達と一緒にもがきながら人生について考えるお話。

 

本当に簡単に書いてはいるんですけどね、これ。

すごいね、何回でも読み返したいくらい素敵なお話。

語彙力なくて何ともかけないもどかしさを感じているよ…

 

どこか暗い影をまとっているこのお話。

みんな孤独を感じて、悩んで、いろいろ考えて、これ以上は無理かもしれないと思う。

でもそんなとき、近くにいる人に助けられたり、その存在だけでも救われたりする。

みんなで助け合い支えあい、そうして世界は回っていると改めて感じさせられたってわけ。

この物語の裏にはいじめだけじゃなくて、就活の問題とか、家族の問題とか、病気のこととか、それこそ本当にたくさん、自分だけじゃどうにもならないことがたくさんひそんでいて。

そうして「どうして自分が」ってなって、苦しくなって、諦めたくて、そして自分に忍び寄る「死」という選択肢におびえ、安堵して、世界から切り離されようとする。

そんな時周りの人もそれぞれの悩みや苦しみがあることを知れば、自分は一人じゃないと思える。

そこに希望を見出した若者たちの遅れてきた青春って感じの話しでしたね私的には。

 

この話のすごいところは、出てくる主人公たちを支えてくれる大人達が飾らなくて、それでいてかっこいいところ。

こんな大人になりたいって思えるくらい。

認知症になっていたおばあちゃんは記憶がないはずなのにいつでも人生に優しく、思いやりをもって、昔と変わらない温かみ都心の強さを見せてくれる。

血縁がないのに田舎で一人暮らしをする認知症のおばあちゃんを助けてくれる地域の人達や、人生の勤めることになる職場の上司にあたる人まで、みんな本当にいいアドバイスや時に厳しいことを言ってくれる。

困っていたら手を貸すのが当たり前。

人にしてもらってうれしいことは自分もしてあげたい。

最近忘れてしまったようなこんな優しい心がたくさん詰まっていた。

 

主人公の引きこもってた時の彼の唯一ですべての世界はネットだったわけで、祖母の家に行ったときひょんなことで携帯を水没させた人生君、私は今日一番あなたの心に近いところにいるよって思った笑

ネットの世界にはネットの世界の良さがあるけど、そんないつも小さな箱の中の世界にいなくても、たまにはけーたいを見ることなく過ごす日があってもいいのかも、ってこれを読んで、考えながら歩いてたんだけどね、やっぱりきれいな風景とか、いいことも悪いことも、誰かと共有したいなって思ったとき、ネットは本当に便利なんだって感じました。はい。

 

もうね、自然に涙あふれるわけ。

素敵なのよとにかく。

自然も綺麗だし、特別感のあるものを日常に取り入れる、そんな素敵なお話なわけ。

特別を日常に、日常を特別に、そんな感じ。

 

 とまあこんな感じで書いてきましたけれども。

これから気が向いたらいくつか過去に読んだ本について思い出しながら書いたり、再読して感じた事書いたりしていきたいなあと。

気が向いたら。

 

 

とりあえず実家に帰ってママンが握ったしょっぱい塩おむすびが食べたい。

 

 

生きるぼくら (徳間文庫)

生きるぼくら (徳間文庫)